膣炎・帯下 (ちつえん・たいげ)
膣炎とは? | 原因 | 膣炎とは、膣の中で細菌(大腸菌、溶血性連鎖球菌、クラミジア菌など)、カビ(カンジダ)、 寄生虫(トリコモナス)などが繁殖し、おりものに混じってこれらの菌が外陰部(がいいんぶ)に 移動して皮膚炎(ひふえん)を起こし、そこで強いかゆみとおりものが出る病気です。なぜ、 細菌・カビ・寄生虫が膣の中に感染するのかは、はっきりと分からないことが多いですが、例 えば細菌は排便後の不適切な処理や菌を持っている人とのセックスが原因でしょう。カビは 体調の不良、抗生物質の長期内服などが考えられます。 |
治療 | 原因が細菌、カビ、虫のどれかをみつけ、それぞれの原因にあった薬による治療が必要で、 治療期間は、いずれの場合も連続して14日です。薬局で買うかゆみ止め(フェミニーナ、オ ロナイン、メンタムなど)の薬だけでは、治らないことが多いと思われます。もし間違った薬を 用いた場合はもっと増悪することもあります。また、『とびとびの治療』は病気を慢性化し 治りにくくします。 毎日一回、原因菌にあった膣錠を挿入し、一週間に2回は洗浄することがよいと思われます。、 |
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検査 | 最初の診察で、ある程度は原因菌の見当をつけられますが、しっかりとした診断には検査が 必要です。したがって、初回は膣の中にどのような菌がいるかを知るために、おりものの中の 細菌培養検査を行います。約1週間後に検査の結果が出ますので、とりあえず処方された薬 で治療し、検査結果がわかりしだい、適切な治療をおこないます。 |