人工妊娠中絶 (じんこう・にんしん・ちゅうぜつ)
人工妊娠中絶とは? | 母体保護法 | 妊娠12週以上の他事は法律上ヒトと見なされます。したがって、こ の妊娠を続けることであなたの健康に害が及ぶと考えられる時に 限って、妊娠を中絶することができます。妊娠12週以上や妊娠中に あなたがいろいろな感染症にかかったり(例えば風疹)、』妊娠中にあな たが何か薬を飲んでしまった時などは、あなたの健康には害がないので、 本来は中絶できません。 |
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手術法 | a 手術の特徴 | 静脈麻酔下で子宮内の妊娠内容物を機械的 に取り除く手術です。手術に要する時間は、お よそ20分です。 |
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b 静脈麻酔 | 1. 特異体質(アレルギー)のある方は前もって お知らせください。 2. 睡眠薬を常用されている方は、必ず前もって お知らせください。 |
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手術に伴う危険と対策 | 、a. 頚管裂傷 初めて妊娠した方や、出産していない方、出産の時頚管(子宮の入り口) に傷があった方は子宮の入り口が『硬く』また『もろい』ことがあり、手術で 頚管が『傷つく』ことがあります。 対策:手術前日または手術当日、機械を子宮に入れて、頚管を開く操作を いたします。 b. 出血、子宮収縮不全(不良)、遺残 この手術は細心の注意で手術をしても、子宮収縮不良などの場合はとき に大量の出血や少量の子宮内容や血液が残ることがあります。また、手 術後血が続いたり、腹痛、発熱などの症状が出ることがあります。 対策:このような場合は早めに外来受診が必要です。 c. 妊娠継続 多胎、子宮が2つに分かれている双角子宮や子宮外妊娠の初期のような 時、手術後も手術していない側の妊娠が継続することもあります(子宮内 外同時妊娠)。 d. 子宮穿孔 手術は盲目的に行うもので、たよりになるのは手に伝わる感覚のみです。 小さい子宮筋腫などがある場合、子宮に穴があくこともあります。 対策:ほとんどの場合が自然治癒しますが、穴が大きい場合、腸に傷がつ た場合などは塞ぐ手術が必要になることもあります。 |
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後遺障害 | 手術は順調に終了しても20%の人に後遺症(不妊症、習慣性流産、 出産時多量出血、癒着胎盤等)が残ると言われています。根本的に安 易に行う手術ではありません。慎重に考えてください。 |
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緊急に対して | 異常妊娠(胞状奇体、子宮外妊娠、頚管妊娠等)、また至急が極めても ろいため、傷がついたり収縮不良などの手術中や手術後に緊急事態が 発生した場合には、最も良い方法をとるようにしています。 |
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手術後の注意事項 | 医師のおこなう注意事項は必ず守ってください。 |