性感染症(STD) (せいかんせんしょう)

性感染症とは?        性感染症のことを英語でSexually Transmitted Diseaseといい、略してSTDと呼ばれています。
 クラミジア感染症、淋病(りんびょう)、梅毒、性器ヘルペス、尖圭(せんけい)コンジローマ、AIDSなどとい
 った病気がこれに当てはまります。

 残念なことにこれらの病気は、特に思春期(15才前後)から30代前半の男女を中心として非常に多くみ
 られ、新たな感染にも治まりをみせていません。Oral Sex(口を使った性行為)によっても感染するもの
 も多いですし、感染してから症状が出るまでに時間がおくことも多い上に、原因により、あるいは人により、
 目立った症状が出にくいことも感染者を増やし続ける原因となっています。

 ちなみに、平成15年度の厚労省調べによりますと、15~19才の男性で約1500人、女性で約4600人、20~
 24才の男性で約4100人、女性でほぼ8000人の感染報告があったそうです。もちろん、あくまでこれは厚労
 省が病院などを通して把握している数だけですので、実際ははるかに多くの感染があったはずです。

 感染後に適切な治療を行わなかった場合の重篤な事態に関しては、下の個別の項目に多少詳しく乗せ
 てありますが、不妊や生命の危機につながってしまったり、生まれてくる赤ちゃんにハンディキャップを持
 たせたりすることもあります。

 STDは、症状のある、ないに関わらず、原因を持った人と性行為をすれば、誰もがかかる可能性の
 ある病気
です。

 一番大事なことはもちろん感染を防ぐことですが、もし感染してしまったら、恥ずかしがらずに早期に受
 診して治療しましょう。

クラミジア感染症について

診療内容